ゲノムデータベース分野は、ヒトゲノム解析センターが1991年に設立された際に、最初の研究室として発足しました。1991年から1995年まで、金久實が教授(兼任)として、旧文部省ヒト・ゲノムプログラムの下で、ヒトゲノム解析センターとゲノム情報プロジェクトの立ち上げを行いました。2002 年から金久が再び本分野の教授(兼任)となり、従来型のゲノムデータベースや配列解析ツールの発展形として、様々なハイスループット実験データを統合的に解釈するためのバイオインフォマティクス研究を行っています。また本分野は京都大学と連携し、KEGG データベースの以下のリソースを開発しています。
KEGG DISEASE |
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疾患パスウェイマップと疾患エントリとして、遺伝要因既知の疾患と病原体ゲノム既知の感染症疾患に関する分子ネットワークの知識を集約 |
KEGG DRUG |
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医薬品の化学構造情報を蓄積し、標的分子・代謝酵素等との分子間相互作用ネットワーク、医薬品開発の歴史を反映した化学構造変換ネットワークの知識を集約 |
KEGG Atlas |
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グローバルマップを中心とした KEGG パスウェイマップ、および BRITE 機能階層ファイルを扱う新しいブラウザ |
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